斎場御嶽は行かない方がいい?行ってはいけない理由はある?
沖縄在住6年目1児のシングルマザーです!
沖縄本島南部の南城市にある「斎場御嶽(せーふぁうたき)」。
2000年に世界文化遺産として登録されて以降、来訪者が増えている沖縄の定番観光スポットとなっています。
一方で、「斎場御嶽は行かない方がいい」「行ってはいけない場所」といった声を見かけることもありますね。
結論として、斎場御嶽はマナーを守って訪問する分には行っても問題ありません。
未就学児の子どもがいる筆者にとってはややハードルが高い場所なのでまだ行ったことはありませんが、大人だけで訪れる場合は歴史や自然の雰囲気を感じながら、安心して見学できるスポットです◎
この記事では、斎場御嶽に行かない方がいいと言われる理由や訪れる際の注意点についてご紹介していきます。
斎場御嶽は行かない方がいい?
結論から言うと、斎場御嶽はマナーを守れば訪れて問題のない観光スポットです。
沖縄には斎場御嶽のように観光地として整備され、入場料を払って見学できる御嶽もあれば、地元の人が祈りを捧げるためだけに残されている御嶽も数多く存在します。
斎場御嶽は案内板や遊歩道が整備され、観光客でも安心して入れるよう配慮されていますが、整備されていない御嶽はまったく別物です。
そこは観光地ではなく、今も信仰の対象として守られている「聖域」なので、軽い気持ちで立ち入るのはNG。
無断で入ることはマナー違反であり、地元の人々にとっては非常に失礼な行為にあたります。
つまり、「整備されて入場料を払って入れる御嶽=観光可能」、「整備されていない御嶽=立ち入り禁止」と考えるのが基本です。
斎場御嶽では、参拝前に入口の緑の館(セーファ)でマナービデオ(約3分)を視聴することが決められています。
このビデオに従って行動すれば、現地で失礼にあたることなく、安心して参拝・見学することができます。
また、公式サイトでは事前に視聴できるYouTube動画も公開されています。
あらかじめこちらをチェックしておくと、現地での流れや雰囲気を事前に把握できるでしょう。
- 騒がず静かに過ごしましょう。
- 参拝の場に相応しい服装で。
- 祈りを遮らないよう心がけましょう。
- ハイヒール等はやめて歩きやすい靴を。
- 神具に触れてはいけません。
- 御嶽にあるものにむやみに触れたり持ち出してはいけません。
- 順路を守りましょう。
私は沖縄に住んで6年目になりますが、まだ斎場御嶽には行ったことがありません。
その大きな理由は、子連れには不向きだと感じているからです。
斎場御嶽は遊具やアクティビティがなく、静かに歩いて見学する場所です。
そのため小さな子どもには退屈になりやすく、走ったり騒いだりできない環境なので親も注意を繰り返すことになりがちです。
さらに石畳や坂道が多く、ベビーカーは使えず抱っこや歩きでも転倒のリスクがあります。
また、聖地として守られている石や植物などに触れることも禁止されているため、子どもに目を配りながら歩く必要があり、子連れには少しハードルが高い場所と言えます。
こうした理由から、私にとって斎場御嶽は子連れで訪れる場所としては選びにくいスポットです。
大人だけで訪れる分には素晴らしい体験ができる場所ですが、子どもと一緒なら別のスポットの方が安心して楽しめそうです。
斎場御嶽に行ってはいけない理由はある?
「斎場御嶽は行ってはいけない」と言われるのは、公式な禁止事項ではなく、昔からの言い伝えやスピリチュアルな考え方によるものです。
斎場御嶽は琉球王国時代に最高位の神女「聞得大君(きこえおおきみ)」が国家祭祀を行った場所で、古くから女性の神が宿るとされ、女性的なエネルギーが強い場所と言われています。
実際に訪れた人の中には「なんとなく居心地が悪かった」「体調が優れなかった」と感じた方もいるようです。
また、スピリチュアルな見方では、心が乱れた状態で御嶽に入るのはよくないと言われることもあります。
心が清らかであれば歓迎される一方、不浄な心では拒まれるとも考えられています。
さらに「有名だから」「映える写真を撮りたい」といった軽い気持ちで訪れるのは、聖地に対して失礼だとされる場合もあります。
こうした背景から、「行かない方がいい」という話につながることもあるようです。
しかし結局のところ、斎場御嶽にまつわる「行ってはいけない」「居心地が悪い」といった話は、科学的な根拠のあるものではなく、あくまでスピリチュアル的な解釈や体験談に基づくものです。
公式のマナーやルールを守って常識的に参拝・見学すれば、問題なく訪れることができます。
まとめ
以上、斎場御嶽に行かない方がいいのか、行ってはいけない理由についてまとめました。
斎場御嶽にまつわる「行ってはいけない」「居心地が悪い」といった話は、あくまでスピリチュアルな解釈や体験談によるもので、公式に禁止されているわけではありません。
公式のマナーやルールを守り、聖地としての意味や価値を理解して参拝すれば、安心して訪れることができます。
沖縄在住の筆者はまだ一度も訪れたことはありませんが、子どもがもう少し理解できるようになったらぜひ行ってみたい場所の一つです◎